
おはようございます。 ライフデザインパートナーズ代表 営業研修講師の浅川智仁です。 4月に迎えた新卒メンバーが、 早くも「現実とのギャップ」に直面する6月。 これはいわゆる 「リアリティ・ショック」と呼ばれる現象です。 厚生労働省のデータによると、 新卒社員の11〜13%が1年目で離職しており、 特に「入社3カ月以内(4〜6月)」の 離職が最も多いとされています。 理想と現実のギャップをどう受け止めるか。 それは、本人以上に、 受け入れる側である企業の 姿勢が問われるテーマだとも言えるでしょう。 ■ ギャップは悪ではない。むしろ“成長の種”である たとえば私が関わったある企業では、 希望していた企画職に配属されなかった新人が、 地味な業務に失望しかけていました。 その時、 直属の上司がかけた言葉がすべてを変えました。 「焦らなくていいよ。 まずは、この仕事を “自分なりに最高に仕上げる”ことを目指してみよう」 「企画も営業も、 すべて“地味な仕事の積み重ね”の上に成り立ってるから」 この一言で、彼は「仕事の意味づけ」を変え、 数ヶ月後にはプロジェクトの主力メンバーにまで成長しました。 “リアリティ・ショック”は、 環境ではなく“意味づけ”次第で、 成長の起爆剤にもなり得る。 私は現場で、そのことを何度も目の当たりにしてきました。 ■「採用こそ営業だ」 初めて新卒採用に踏み切ってわかったこと。 それは、「採用こそ営業だ」ということです。 給与や条件ではなく、 「誰と働くか」「どんな志を持った会社か」に 強く反応する学生が多く存在することに感動しました。 こちらの魂からの言葉が伝われば、 彼らは本気で向き合い、入社後もその想いを軸に動きます。 私たちは、 入社前からその“初期体験”を設計しなければなりません。 教育の本質は「焦らせず、向き合うこと」。 スキルを教えることは当然ですが、 「成長への意味を与えること」が教育では重要です。 目の前の若手がつまずいたとき、 叱るでもなく、甘やかすでもなく、「本気で向き合う」。 それこそが、 “飛躍する新人”を生む会社の条件だと信じています。 ■【ご案内】 7月18日、8月25日 オンラインセミナー開催! 今回のテーマに直結するセミナーです。 【採用こそ営業だ! ~人材紹介に頼らず理想の人材を採用する方法とは?】 「この人と働きたい」と思わせるストーリーの構築術を解説。 ▼詳細・お申込みはこちら ➡https://go.life-design-partners.co.jp/e/1052493/lp-/22klc/1713732199/h/niMFjALU3rjO7gBPrynCumoZI3hfUakk5xVzy0_0cIo 採用も、教育も、すべては“人”を育てる営みです。 6月は「焦りとギャップ」が最も顕在化する時期。 だからこそ今こそ、“本気の人創り”に取り組む絶好のタイミング。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「組織創りは人創り」。 またお会いしましょう! ~人生はデザインするもの~ ライフデザインパートナーズ株式会社 代表取締役 浅川智仁 |