【売れないから辞めるのではない】 組織づくりは人創り

浅川智仁です。


前回のメールでは、実家の倒産で2,000万円の借金を背負った私が、
受話器の重さに怯えながらも「解釈の質」を変えたことで、
しなやかに立ち直れるようになった原体験をお話ししました。


今日は、多くの経営者や人事責任者、
営業マネージャーの皆様が薄々気づきながらも、
目を背け続けている「ある不都合な真実」についてお話しします。





突然ですが、御社ではこんなことが起きていませんか?

「数百万の採用コストをかけて、
やっと入社してくれた新卒・若手営業マン」

「最初はやる気に満ち溢れ、目を輝かせていた期待の新人」



そんな彼らが、研修期間を終えていざ現場に配属。


テレアポや飛び込みを始めた途端、
みるみる元気がなくなっていく…。



気づけば受話器を持ったままフリーズ。


行動量が下がりに下がり、ある日突然、
「すみません、体調を崩してしまって…」
「営業は自分に向いていないと思うので、辞めさせてください」


入社わずか3ヶ月足らずで会社を去ってしまう。




そんな時、多くの管理職はこう言います。
「今どきの若い奴は根性がない」
「売れないから、心が折れて辞めていくんだ」
と。




……断言します。

それは、大きな間違いです。


彼らは、「売れないから辞める」のではありません。
ここが、営業教育における最大の盲点です。




たまたま私は、心理学や脳科学を研究し、
営業教育の場に身を置いていたから分かりました。


営業活動の本質的なプロセスを分解すれば分かりますが、
売れない(成果が出ない)手前の段階で、
彼らの心はすでに別の理由で「致命傷」を負っている
のです。




新卒や若手が3ヶ月で辞めていく本当の理由。
それは、売上という結果の不足ではなく、
現場で毎日浴びせられる過酷な「拒絶体験」そのものなんです。



少し考えても見てください。

昨日まで普通の学生だった若者が、
社会に出た途端、1日に何10回、何100回と、
見ず知らずの大人から、

「結構です」
「2度とかけてくるな」


と、ガチャ切りされ、
まるで人格を否定されたかのような衝撃を受け続ける。



これは心理学的に考えれば、
毎日目に見えない“自己否定”という
ダメージ
を受け続けている状態です。




どんなに優秀な資質を持って入社した新人であっても、
いや、もしかしたら優秀な資質を持った新人であるからこそ、
脳のエネルギーを拒絶体験によって削り取られれば、
自衛のために「行動を止める」しかなくなります。



そして最後には、心が完全にすり減って、
目の輝きを失い、どうにもできずに退職届を出すことになる。


つまり、問題は「営業スキル(やり方)」の不足ではないのです。

いくら最新のトークスクリプトを教え、
ロープレを繰り返したところで、
「現場の拒絶」に対して脳がバグを起こしている状態では、
1ミリも役に立ちません。

せっかく採用した新人が、
戦力になる前に
数百万円の採用・育成コストと共に消えていく。


私も経営者の一人です。

これほど苦しく、不条理な損失はないはずです。





では、なぜ彼らはこれほどまでに
「お断り」に傷つき、フリーズしてしまうのか?

なぜ、気合や根性、モチベーションを高めるだけの研修では、
彼らを守ることができないのか?



なんとそこには、
従来の営業教育が隠し続けてきた「共通の敵」が存在します。



その恐るべき正体について、
次回のメールでお伝えします。


ひとつだけお伝えしておくと、
その共通の敵とは、
育成の現場に長年存在してきた「ある考え方」を言います。


次回の配信は、週明けの【6月30日(火)朝7:00】。


火曜日の朝、新卒の方々が
再び受話器の重さに直面するそのタイミングで、
ぜひこの続きを読んでください。



それでは、
今日も素晴らしい一日をお過ごしください!


組織づくりは人創り!

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!


~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁

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