【「根性論」が、優秀な営業を潰している】 組織づくりは人創り

浅川智仁です。

前回のメールでは、
新卒や若手営業マンが辞めていく
根本の理由は「売れないから」ではなく、
現場で毎日浴びせられる過酷な「拒絶体験」によって、
脳が致命傷を負っているからだ、というお話をしました。



「営業スキル(やり方)」をいくら教えても、
彼らを守ることはできません。





では、なぜ彼らはこれほどまでに
「お断り」を浴びるとフリーズしてしまうのか?



今日は、
日本の営業育成の現場に長年蔓延している
「最大の戦犯」
であり、
私たちが戦うべき「共通の敵」の正体をお話しします。




結論からお伝えします。


その敵の正体とは、
日本の営業界を支配してきた
【気合・根性・モチベーション】という
古い精神論の考え方です。




御社の営業現場や、
あるいは過去のご自身の経験で、
こんな指導を見たことはありませんか?




「お断りなんて気にするな!とにかく数をこなせ!」

「断られてからが本番だ!モチベーションを高く持て!」

「売れないのは、お前の気合と『売りたい熱意』が足りないからだ!」





……これらはすべて、
若手を静かに追い詰める「悪魔の指導」です。



御多分に漏れず、
私その指導を受けて育った人間です。



誤解を恐れずに言えば、
「頑張れ」「モチベーションを上げろ」という指導は、
営業現場においては極めて危険な劇薬です。




なぜなら、
人間の脳は、
モチベーションや感情といった不確かなものに依存して
行動を継続できるようには作られていないからです。



脳科学の研究では、
人は社会的な拒絶を受けた時、
身体的な痛みと近い反応を示すことが分かっています。



つまり、部下が断られて落ち込んでいるとき、
彼らの心は「大怪我をして血を流している状態」なのです。



それに対して上司が、
「気合で乗り越えろ!」
「もっとモチベーションを上げろ!」とハッパをかけるのは、
骨折して動けない人間に「根性で走れ!」
と言っているのと全く同じです。



そんなことを続ければ、どうなるか?


真面目で、優秀で、会社の期待に応えようとする
責任感の強い新人ほど、
「動けないのは、自分の気合が足りないからだ……」と自分を責め、
人知れずメンタルを病み、潰れていってしまいます。



優秀な新人ほど、ある日突然、
静かに会社を辞めていくのはこのためです。




誤解してほしくはないのですが、
私は気合や根性は否定しません。


むしろ、小さい頃に空手を習っていた私にとって、
嫌いな方ではありません。



ただし、です。

気合や根性という「共通の敵」に依存した育成を続けている限り、
どれだけ採用費をかけても、
砂漠に水を撒くように若手は消え、
数百万円の投資はドブに捨てられ続けます。


 
では、一体どうすれば良いのか?



トップセールスと呼ばれる「売れ続ける怪物たち」は、
人並み外れた鋼のメンタルや、
異常に高いモチベーションを持っているから、
拒絶されても平気なのでしょうか?



いいえ、これも明確に違います。


彼らが行動を止めずにいられるのは、
単に気合や根性があるからではありません。



拒絶された瞬間に、
脳の中で「ある特殊な情報処理」を
自動で行っているからです。




感情や根性に一切頼らず、
仕組みとして行動を継続させる。


その「トップ営業の頭の中の秘密」について、
次回のメールで解き明かします。



次の配信は、【7月2日(木)朝7:00】です。

いよいよ、この絶望的な連鎖を断ち切る
「具体的な解決策」のヒントが登場します。

楽しみにお待ちください。



それでは、
今日も素晴らしい一日をお過ごしください!


組織づくりは人創り!

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!


~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁

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